陰陽師(夢枕獏)読了

前回に少し登場した陰陽師夢枕獏)を読了したので、読書記録代わりに感想を。

映画化するにあたって表紙が映画版に変わっていたのですが、私は気付かず古いのを選んでしまいました。ちょっと残念。。

本としては会話が多めという印象を受けましたが、少しの描写から平安の雅な風景や暗い漆黒のような不気味さがするすると思い浮かび。

話も流れるように進んだので、飽きずに読み進めました。

いくつかの晴明と源博雅を取り巻く怪異を題材とした短編から成る本だったので全体的にそんなに重くなく約1,2時間で読み終えてしまいました。

内容の感想としては

博雅いい人!!晴明かっこいい!!

平安時代最高!!

につきます。

ブロマンスとあやかしというか妖怪系が大好きな私には堪りませんでした。

博雅と晴明が信頼し合っている感じの友情がとても良い!!返事をお互いに繰り返すという描写が時折あり、微笑ましいなとニコニコを私も繰り返してしまいました。

晴明が妖かどうかに関わらず友だ(意訳)と博雅がいうシーンがあるのですが、博雅の実直さと晴明への友情が垣間見れてとてもテンションが上がります。

あやかしについてもストーリー展開にしても作者様の平安時代への造詣の深さがうかがえました。

人の命が軽いとことか鬼門のお話とか。

なんちゃって平安じゃなくてちゃんと平安!

高校時代生物選択で歴史に触れてこなかった私には勉強になることばかりでした。

物語に没入でき、新しい知識を得られる。

これだから読書はたのしいですね。

これからはどんどん本を読みたいと思います。